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「複利は人類最大の発明」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。投資やローンの世界で欠かせない「単利」と「複利」の違いを、計算例を使ってわかりやすく解説します。
単利とは
仕組み
単利は元本に対してのみ利息がつく計算方法です。
計算例
元本100万円、年利5%、10年間の場合:
- 毎年の利息:100万円 × 5% = 5万円
- 10年間の利息合計:5万円 × 10年 = 50万円
- 10年後の合計:150万円
複利とは
仕組み
複利は元本+利息の合計に対してさらに利息がつく計算方法です。利息が利息を生む仕組みです。
計算例
元本100万円、年利5%、10年間の場合:
| 年数 | 元利合計 | 利息 |
|---|---|---|
| 1年目 | 105.0万円 | 5.0万円 |
| 2年目 | 110.3万円 | 5.3万円 |
| 5年目 | 127.6万円 | 6.1万円 |
| 10年目 | 162.9万円 | 7.8万円 |
- 10年後の合計:約162.9万円
単利と複利の差
| 期間 | 単利(年利5%) | 複利(年利5%) | 差額 |
|---|---|---|---|
| 10年 | 150万円 | 約163万円 | 約13万円 |
| 20年 | 200万円 | 約265万円 | 約65万円 |
| 30年 | 250万円 | 約432万円 | 約182万円 |
期間が長くなるほど、複利の効果は大きくなります。
72の法則
「72の法則」は、複利で資産が2倍になるまでの年数を簡単に計算できる方法です。
72 ÷ 年利(%) = 資産が2倍になる年数
| 年利 | 2倍になる年数 |
|---|---|
| 1% | 約72年 |
| 3% | 約24年 |
| 5% | 約14.4年 |
| 7% | 約10.3年 |
投資での複利効果
積み立て投資と複利
毎月3万円を年利5%で積み立てた場合:
| 期間 | 投資元本 | 複利での合計 |
|---|---|---|
| 10年 | 360万円 | 約466万円 |
| 20年 | 720万円 | 約1,233万円 |
| 30年 | 1,080万円 | 約2,497万円 |
30年間では、利益(約1,417万円)が元本(1,080万円)を上回ります。
複利効果を最大化するポイント
- 早く始める:時間が長いほど効果が大きい
- 長く続ける:途中で引き出さない
- 配当や分配金を再投資する:利息を元本に組み入れる
ローンでの複利
借入(ローン)の場合は、複利が不利に働きます。
- リボ払いは複利で利息が膨らむ
- 住宅ローンも複利で計算される
借りる側にとっては、できるだけ早く返済することが重要です。
よくある質問
Q. 銀行預金は単利?複利?
普通預金は半年複利、定期預金は商品によって異なります。
Q. 投資信託は複利で増える?
分配金を再投資する設定にすれば、複利効果が期待できます。
Q. 複利効果が出るまでどれくらいかかる?
複利の効果は時間とともに加速しますが、体感できるのは10年以上経ってからです。
まとめ
- 単利:元本にのみ利息がつく
- 複利:元本+利息に利息がつく(利息が利息を生む)
- 投資では複利効果を味方にするため、早く始めて長く続けることが大切
- ローンでは複利が不利に働くため、早期返済が有効
複利の仕組みを理解することは、投資でもローンでも賢い判断をする基礎になります。
ご注意
本記事は一般的な情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。 投資には元本割れのリスクがあります。シミュレーション結果は仮定に基づくもので、将来の成果を保証するものではありません。